ライトノベル 先輩とぼく レビュー

タイトル 先輩とぼく
著者 沖田雅
イラスト 日柳こより
出版 電撃
発売日 2004年2月


執筆者:jade 評価:
率直な感想を言えば非常に面白かった!
客観的な評価を付けるならAですが個人的にはSを付けたいくらいツボに嵌りました煤i>▽<)b

変人な先輩、特殊能力のあるサブキャラ、宇宙人が登場し、主人公は先輩によって戦隊物やUFO探しなどおかしなことに巻き込まれるというように非常に「涼宮ハルヒ」ちっくなところがある作品なんですがこちらの方が質が断然上。
あちらはすべてハルヒの気まぐれによる行動なのに対してこちらは先輩がとるすべての行動が計算づくで物語の終盤に大きく関わってきます。どちらも面白さを優先して行動するタイプのキャラですがやはり行き当たりばったりの行動よりも意味のある行動の方が見ていて面白いし物語に厚みが出ますね。

笑いあり、涙ありの物語なのですがあとがきで気分転換で書いたと言っているようにパロディを散りばめながらも全体的にくどくなくあっさりとした感じに仕上がっているのが逆に良いですね。
個人的にはパロディをつかった作品は笑いをとろうという意図が見え見えで作品の質が落ちるように感じられ嫌いなのですがこの本では笑いをとろうというよりも話が重くなりすぎないようにするスパイス程度にしか使ってないのでまったく気になりませんでした。

終盤で語られる先輩の日記がまた良いですな。
主人公視点で物語が進んでいたところに終盤になってヒロインの視点でこれまでの出来事が語られるという形式は個人的に大好きですね♪
日記イベントはこれまで語られず見えなかったこと・わからなかったことをクライマックスで明かすのに最も効果的な方法だと思っているのですよ。
例えば加奈とか。
加奈で泣かなかった人なんていないでしょ?いないですよネ?

泣かなかった奴は人じゃねぇ!この鬼!悪魔!
あんたの血は緑色だ!

ラストも先輩の日記で締められるのですがこれが非常に効果的。この部分は無くても物語の幕としては違和感は無いんですがこれによって作品の質が一段階が引き上げられた感じ。先輩の語り口調が最高でした♪
非常に面白かったので木曜日にでも続きを買ってこようと思います(`・ω・´)


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